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5階病棟7月レクリエーション
夏、真っ盛りの7月と言えば七夕ですね。
今月は、天の川で会う織姫と彦星の壁飾りに塗り絵パネル、笹飾りを設置して短冊を書いてもらったり輪飾りを手伝ってもらいました。 今回は、相生市看護学校から学生が実習生として勉強に来られていたので、学生の担当患者様と一緒に参加いただきました。











本当に偶然なのですが、入院が五階病棟の塗り絵レクに重なって、何度も参加してくれている患者様も。 いつも塗り絵パネルを見てもらい、全体の構成や配置を説明してから、完成イメージ画像を見てもらって、卓上で塗り絵パネルを塗っていくのですが、 作業も慣れたもので、全体の配色から、「この色のほうが見栄えも良くなるんじゃない?」「この部分は、この色の方がいいね」等、 全体から部分にかけての構成と配色を考えた積極的な意見をだしてくれました。











笹飾りでは、健康を願う短冊が多くみられる中、大きな野望や欲望が書かれていたりと毎年面白くて、前を通る患者様やスタッフも立ち止まって、チラチラめくって短冊を読んでいかれます。 輪飾り作りでは、認知症が進行し見当識の低下などがあり不安な表情ばかりされていた患者様がニッコニコの笑顔になって、色紙が同じ色で繋がらないように配色を考えてくださったりして、 スタッフより上手な指先の器用さで、輪飾りを一番長く作ってくださいました。











7月の月一回、病棟レクリエーションは、「暑中見舞いを書こう!」でした。 ご家族様も一緒に参加してもらえて、6名の参加がありました。 暑中見舞いを送りたい相手を想いながら、書いてもらいました。 数枚ずつ書いてもらった中からデイルームで展示もさせてもらいました。












そして、7月は「熱中症予防強化月間」です。
厚生労働省5)や環境省6)の熱中症に関する資料(熱中症環境保健マニュアル、熱中症予防リーフレット、暑さ指数(WBGT)等)を使って、身近に意識して夏季の過ごし方を学んでもらいました。

こうしたレクリエーションは、通常看護業務では知り得にくい患者様の生活史や残存機能を発見し、生活機能の向上につなげていくことが出来ます。 地方の中小病院における社会背景1)2)3)4)を考えても、一般病棟において大事な看護要素になってくることを実感します。 2025年に向けて、地域包括ケアシステム4)の地方中小病院に求められている役割の一つとして、病棟から出来ることを考えて実践していきたいと思います。

1)相生市(2017)「相生市介護保険の状況」
http://www.city.aioi.lg.jp/soshiki/chouju/kaigohokennozyoukyou.html(参照2017/08/04)
2)厚生労働省,「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)〜認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて〜の概要」
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf(参照2017/08/04)
3) R. S. Wilson(2012) “Cognitive decline after hospitalization in a community population of older persons.”
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22442434 (参照2017/08/04)
4)厚生労働省,「地域包括ケアシステム」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/(参照2017/08/04)
5)厚生労働省,「熱中症を防ぐために〜国民の皆さまに取り組んでいただきたいこと〜」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ei44-att/2r9852000001ei82.pdf(参照2017/08/04)
6)環境省,「熱中症予防情報サイト」
http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_pr.php(参照2017/08/04)